高校野球ニュース96・秋

千葉東高版

準々決勝・千葉東vs木更津



10月7日・青葉の森球場・第1試合(09時51分〜12時05分)

F 土 居      |四球……左飛……捕邪……二飛……左安
E 清 水      |遊直……中飛……右飛……三ゴ……投犠
H 奥 泉      |三ゴ…………三直……三振……四球左2
@ 木 下      |……二ゴ……四球……右3……左2四球
D 松 本      |……死球……二ゴ……左2……遊失右3
G 山 崎      |……二併……二ゴ……四球……二併死球
B  忠       |…………四球……右飛遊安……右安投安
A 佐藤貴      |…………三振……遊失右飛……遊ゴ三振
C 梶 山      |…………投安……投安……右飛……死球左飛
千 葉 東|000001025 |8
木 更 津|005010000 |6
C 佐 藤      |中飛……遊失遊直……投併…………三振
E 鈴木勇      |左飛……遊安……死球……投ゴ……四球
G  森       |四球……投選……四球……四球……二直
B 上 野      |二ゴ……四球……左飛……二ゴ……
F 平 野      |……右飛右安……四球……三振……
H 加 藤      |……二ゴ投ゴ……左安…………三振
A 鈴木俊      |……中飛中安……投ゴ…………遊失
@ 青 木      |…………振逃三ゴ……投ゴ……遊併
1 宇良田      |………………………………………………
D  鍬       |…………投犠投ゴ……三安…………遊ゴ


終盤の猛攻で6点差を見事にひっくり返し、千葉東が準決勝進出を決めた。

序盤はちぐはぐな攻めが続いた。1回、先頭の土居は四球を選んだがけん制死。2回は1死から松本が死球で出塁したが、併殺打で芽をつまれた。3回も送りバント失敗などがあり無得点。千葉東にとってはじれったい展開となった。

一方の木更津は3回、振り逃げの走者をバントで二塁に送り、佐藤の当たりはボテボテの投手前へのゴロ。飛び出した二塁走者を刺そうと二塁へ送球するが、これをカバーに入った遊撃手が後ろにそらし一死一、三塁。二盗後、鈴木のスクイズが内野安打となりまず1点。つづく森の投手ゴロも野選を誘い2点目。上野が四球で満塁となり、平野の右前安打で4点目、送球ミスの間にさらに1点を加え、この回5点をとった。さらに5回には、一死から森が四球で歩きけん制球エラーで一気に三塁へ。加藤の左前安打で1点を加え、6点差とした。

完全に試合の流れを奪われていた千葉東だが、徐々に反撃を始める。6回、右中間を破る三塁打で出塁した木下を、松本が三塁線を破る二塁打で返しまず1点。8回は、奥泉が四球、木下が左翼線への二塁打で無死二、三塁。松本の遊撃ゴロはエラーを誘い、奥泉が返り一、三塁。山崎が放った二塁手への痛烈なライナーは、二塁手がこれを落球して4−6−3の併殺。攻めのムードが途切れたかに思われたが、つづく忠が左前に安打し、3点差まで詰め寄って最終回を迎えた。

千葉東の9回。梶山死球、土居左前安打の後清水はきっちりと投手前に送りバントを決めて一死二、三塁。ここで奥泉は左中間を破る二塁打を放ち、二者が返って1点差。木下四球で一死一、二塁となったところで、松本が右中間を深々と破る走者一掃の三塁打で逆転に成功。さらに忠のスクイズ(記録は内野安打)で松本が返り2点差をつけて攻撃終了。

その裏の木更津の攻撃を無難におさえ、大逆転勝利劇が完結。33年ぶりの関東大会出場をかけた準決勝にコマを進めた。


高校野球ニュース1996−97へ