CD List (New !)


Mother Father Brother Sister
MISIA
BMGジャパン
BVCR-807
1998/06/23
これほどまでに火がつくことを誰が予想していただろうか。日本人はこの人MISIAの出現を待っていたのだろうか。5オクターブの声域というふれこみからはマライア・キャリーを彷彿とさせるが、実際の歌声からは『そよ風の贈り物』(これもデビューアルバム)のころのホイットニー・ヒューストンに似た印象を受ける。デビューシングル「つつみこむように…」とつづくシングル「陽のあたる場所」も収録。1998年6月発表。
人気の要因のひとつとして、中島みゆきのように、歌っている印象としゃべっている印象のギャップが大きいことも、ひょっとしたらあるのかもしれない。MISIAは歌声からはなかなか想像できないかわいい声で話している。中島みゆきの歌は知っているけどしゃべっているのを聞いたことがないという人は、一度聞いてみるといい。きっとカルチャーショックを受けるに違いない。
ポップアート
かせきさいだぁ
ナチュラルファンデーション
TFCC-87012
1998/06/23
作詞:加藤丈文、作曲:南佳孝というなんとも夏っぽい雰囲気のタイトル曲など2曲(4トラック)入りのマキシシングル。「ポップアート」は雲ひとつなく晴れ渡る青い空と人気の少ない砂浜にはまりそうな、ミディアムスローテンポのまったりした曲。一方の「急げハリー!!」はいつも通りの歯切れのいい日本語ラップで、こちらも真夏の雰囲気たっぷり。1998年6月発表。
さよならセシル
小島麻由美
ポニーキャニオン
PCCA-01206
1998/06/23
デビュー当時から、意表を突いた歌の表現に驚かされた小島麻由美。デビューアルバム『セシルのブルース』から3年半余り、前作『二十歳の恋』からも約2年を隔てた3枚目のアルバムである本作は、言ってみればこれまでの2作品の流れを継ぐシリーズ3部作の最終章といったところか。表現力はさらに増した感があり、収録されている「ショートケーキのサンバ」や「嵐前の静けさ」などはそれがはっきりと現れている。恒例の(?)スキャットもあり。1998年6月発表。
ついでながら、彼女はイラストも得意らしくこれまでの3枚のアルバムのジャケットの絵は自筆だと思われるが、そこに描かれている女の子(彼女自身にも思える)や猫はどれもキュートだ。
AMETORA
UA
ビクター
VICL-60190
1998/05/01
いまさら何を説明することがあろうか、この人について。流れの激しい音楽界においてしばらくは揺るぐことのないであろうポジションにいるウーア(カタカナにするとしっくりこないなぁ)の2枚目のフルアルバム。「悲しみジョニー」「ミルクティー」などのシングルのほか、J-Waveのキャンペーンで使っていた、ジャズ風の一発録音の緊張感が心地よい「TORO」や、誰もが一度は耳にしたことのある「アントニオの歌」のカバーなどで楽しめる。1998年4月発表。
私事ですが、このCDが生まれて初めてパチンコで獲得した景品になりました。
evil and flowers
BONNIE PINK
ポニーキャニオン
PCCA-01190
1998/04/16
真っ赤な髪が印象的なボニーピンクだが、3枚目にあたるこのアルバムのジャケットはモノクロームなのでそれをうかがうことはできない。前作『Heaven's Kitchen』につづきトーレ・ヨハンソンをプロデューサーに迎えているが、曲と詞が強い主張を持っているのでいかにもトーレ・ヨハンソンらしいという作品にはなっていない。1998年4月発表。
池袋のタワーレコードで買ったら、「Forget Me Not」のプロモーションビデオをもらっちゃった。ちょっと得した気分。
Dead Music Flamingo
SPANOVA
weaジャパン
WPC6-8402
1998/02/28
1998年1月に発表されたシングル「魂は木の葉のように」を含むスパノヴァのフルアルバム。ギターが刻むリズムとタサキシン・タサキケン兄弟ふたりのハモりが心地いい。1998年2月発表。
Naked Baby Photos
BEN FOLDS FIVE
CAROLINE
CAR-7554
1998/02/03
「Jackson Cannery」や「Philosophy」のヒットで日本ではおなじみになっているベン・フォールズ・ファイブ。これはそれらのオリジナルバージョンやライブテイクバージョンが収められている1枚。これまでの2枚のアルバムでは聞くことができなかった、より生に近い音を聞ける(当たり前だ)。
23am
ROBERT MILES
DECONSTRUCTION
74321-54113-2
1998/02/03
無理を承知でこの音楽をカテゴライズさせてもらえば、ビート感をもった環境音楽とでも呼べばいいだろうか。ピアノの旋律が印象に残るロバート・マイルスの2枚目のアルバム。「Freedom」がシングルカットされた。
魂は木の葉のように
SPANOVA
weaジャパン
WPC6-8401
1998/02/03
兄弟ユニット、スパノヴァのマキシシングル。アコースティックギターで刻むようなリズムや独特の詩は前作『Daily Planet』を踏襲している。1998年1月発表。
ONION
朝日美穂
oafhレコード
SRCL-4174
1998/01/24
朝日美穂初のフルアルバムといってよいでしょう。マキシシングルになっていた「momotie」や「勉強」も含んだ全10曲+ジャケットには記載されていない2曲を収録。魅力は、相変わらずの歌の表現の豊かさ。予約すると特典で何かもらえるという情報を入手して、家の近くのCD屋さんで12月から予約していたのだが、どうやら情報を勘違いして理解していたようで、どこぞの外資系CDショップで購入するともらえたという絆創膏をもらいそこねた。1998年1月発表。
唇に
朝日美穂
oafhレコード
SRDL-4481
1998/01/24
生まれてはじめて買った8cmシングルとなった。タイトル曲がミックス違い(2曲目はアルバムミックス)で2トラック収録されている。同じ日に発売されたアルバム『ONION』にも収録されているが、あまりシングル向きではないかなとも思える、スローバラード調のせつない曲。1998年1月発表。


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